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国際結婚のお話(かわらばん 2024年5月23日号)

いつもご利用ありがとうございます。長女です。今日は久々に国際結婚に関する話をしようと思います。

ご存じの方も多いとは思いますが、私の夫はイギリス人です。今年で結婚七年目で、そろそろお互いの文化的な違いのすり合わせが終わったかなと思っていたところ、実はまだまだありそうだと感じる出来事がありました。

ある日、私が忙しく掃除機をかけていると、夫がのんびり歯を磨きながら、「僕に掃除機をかけてほしい?」と言ってきました。ちょっともモヤっと(いや、かなりカチンと)したので、素直に「そういう言い方だと気分が良くないから、『僕が掃除機かけるね』と言ってほしい」と伝えました。

すると、夫は驚いたように、イギリスでは疑問文で伝えるのが思いやりや丁寧さを表していて、疑問文を使わないと失礼な言い方になってしまうと説明。それを聞いてなるほど、と思いました。言語的違いだけでなく、国による文化的違いを考えると、おそらく、同じ英語圏でも、例えばアメリカだとまた違ってくるのかもしれないなあなんて感じたりもしました。

そんなアカデミックな話はさておき、夫の言葉に納得したのは一瞬のこと。問題はまだ片付いていません。共働きなんだからお前もちょっとは家事をしろ、と私は言いたいわけです。家事分担については何度も話しているけれど結局何もしなくなるあたり、人間性は国籍には関係ないのかもしれません。結局国籍でなく人による。今回のもっともらしい説明も、本人のただの言い訳なのではないかと思う今日この頃です。